ペーパードライバー講習中によくあるできごとを今日はお伝えしようと思います。それがハンドブレーキの戻し忘れです。ハンドブレーキって一体何なのでしょうか?
戻し忘れて走行するとどうなるのでしょうか?ハンドブレーキは重要な装置の一つです。
ハンドブレーキの戻し忘れでパニック
ハンドブレーキの戻し忘れに気づく方法
ハンドブレーキのかけ方、戻し方
ハンドブレーキってなに?
1.ハンドブレーキの戻し忘れでパニック
ペーパードライバー講習中、ハンドブレーキを戻すの忘れて出発してしまう方は非常に多いです。無理もありません。久しぶりの運転で緊張もしながら、あれやこれやを覚えなおしている状態です。ミスの1つや2つ出てきます。でもなぜそれがパニックになるのでしょうか?
実はハンドブレーキを解除せずに発進すると、車内で「ピーピーピー」と警告音がなるのです。(ひと昔前の車は鳴りません。)急になり始めるので、びっくりするのは理解できます。
「なんの音ですか?」「壊れますか?」
など不安が募っていきます。ですが安心してください。
警告音の大半は、シートベルトのつけ忘れ、ハンドブレーキの戻し忘れです。
今の車は、ぶつかりそうなとき、ペダルを踏み間違えたとき、シートベルトやハンドブレーキなど、何かあれば警告音でお知らせしてくれます。故障したりしたわけではないので焦らず落ち着いて、対処しましょう。
2.ハンドブレーキの戻し忘れに気づく方法
自動車教習所でも、初回の教習で軽く触れるだけの説明しかしないので、覚えているほうがすごいことですが、戻し忘れに気づく方法があります。
それが速度メーターなどの計器類のところをよく確認することです。
走行中には、赤い警告灯は光っていません。むしろ赤い警告灯が光っているときは運転をしてはいけません。このときハンドブレーキの戻し忘れを示す警告灯があります。
それが画像で示したマークです。このマークが光っているときはハンドブレーキが完全に戻っていません。
「あれ、さっき戻したはずなのに…」と思うことがあるかもしれませんが、それは戻すことはしましたが、完全に戻っていないということです。
なので運転するとき、このマークが消えたことを必ず確認するようにしましょう。そうすれば、戻したつもりで不完全な状態でも、気づくことができるからです。
このマークを覚えて、マイカーでどの位置にこのマークが光っているのか覚えておきましょう。
3.ハンドブレーキのかけ方・戻し方
久しぶりの運転になると、ハンドブレーキのかけ方も戻し方も少し違和感のある方が多いです。当スクールでもハンドブレーキのかけ方・戻し方はわかっていたとしても、再度、復習するようにしています。
車の種類が現代では多種多様になり、ハンドブレーキ自体も様々な形があります。今回は一番オーソドックスな形のハンドブレーキを例にかけ方、戻し方を再確認しましょう。
①かけ方
ハンドブレーキかけるときは、レバーを持ち、そのまま引き上げます。これでハンドブレーキがかかります。
よくあるミスは、ハンドブレーキの先端のボタンを押したまま引き上げるミスです。ボタンを押したまま引き上げるとワイヤーの引っかかりが手を離した瞬間、少しだけ下にゆるんでしまいます。
ボタンを押さずに引き上げましょう。そのとき「カチカチ」というノッチ音が鳴っていれば正しく掛けれている証拠です。
②戻し方
戻す場合は逆に、ボタンを押したまま下に降りなくなるまで完全に戻してあげます。
このとき、ボタンが押せないという方が、自分の持てる力を精一杯振り絞ってボタンを押そうとする方がいます。手を痛めてしまうので、強く押してはいけません。
ボタンを押す前にレバーを少し上に引き上げると、ボタンを自然に押すことができます。
そして、必ずボタンを押したまま戻すということを忘れないでください。
4.ハンドブレーキって何?
そもそもハンドブレーキとは何でしょう?
意外と自動車教習所でも、あまり意味もわからず使っていたという方は多いのではないでしょうか?
ハンドブレーキは、パーキングブレーキ、サイドブレーキなどとも呼ばれています。いずれも同じものを指します。
主に停車時の車の静止状態を保つために使用します。例えば駐車した際など、ひとりでに車が動き出すと危険ですよね?ハンドブレーキをかけておくと、車が動き出さないように止まった状態をキープできる装置です。
ただハンドブレーキ自体の効力は弱いので、AT車であれば、ハンドブレーキをかけさらにパーキングレンジにしておけば、より動きださないようになります。
構造は、簡単に言えば、ハンドブレーキをかけると中のワイヤーが引っ張られ、その張力で後輪2輪のブレーキパッドを締め付けている状態です。
ここまでハンドブレーキについて見てきました。
先ほども言ったとおりそこまで強い力で車を止めているわけではないので、ハンドブレーキの解除を忘れても、アクセルを踏めば動き出します。故障の原因になるので、必ずハンドブレーキがしっかり解除されているか確認する習慣を身につけましょう。
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